美意識 その3
日本でも最近は技術が進み、目立たないブリッジをしている子も見かけますが、例のごとく痛々しい気がしてならなかった。
「どう?もうすっかり慣れた?」と尋ねる私に彼女はニッコリ。
「もちろんよ。一年近くもやってるんだもん、ほとんど気にならなくなっちゃった。最初はジャマでイヤだったけど、もうへーキ」
「あと少しの辛抱だしね。ブリッジが取れたら、あなた、今以上に可愛いい女の子になるわよ。将来はべッラ・ドンナ(美しい女性)まちがいなしね。矯正してよかったと、両親に感謝することになるでしょうよ、きっと」私は心からそう告げました。
そばにいたマンマは深~い溜め息。
「まったくねー、いちばん大事なことだからケアをしてるんだけど、総費用がすごいのよ。1600万リラぐらい(約120万円)だっていわれているの。保険が効かないので、全額負担。うちの家計からしたら巨額の治療費なんだけど、しかたないわよね、やらなきゃいけないことだから」