« 2010年03月 | メイン | 2010年05月 »

2010年04月 アーカイブ

おもしろかったです 2

白猫には顔も描いてありませんけれども、ごくシンプルな体の形が、ちょっとした角度などによってとぼけた表情や雰囲気を醸し出していて、何とも愛らしいのです。
切り紙の体験のある少し大きい子どもなら、黒猫と白猫が同じ形だとすぐ気づくようですが、別に気づかなくたってかまやしません。

独特の面白い味わいは、小さな子どももすぐ感知します。

お乳を飲む白猫と遊んでばかりの黒猫。
お皿をなめる自猫とあわててすべる黒猫。

穴である白猫は、母さんなりお布団なりにいつもひっついているのに対し、切り取られた黒猫はちょこちょこ動き回れるのです。

おもしろかったです 3

理屈っぼく言えば切り紙の必然から、黒猫と白猫の行動パターンと性格づけがなされているわけですが、黒と自の色がもつ性格とマッチしていて、そのコントラストが愉快な物語を生み出しています。

空からレモンなんかが降ってきて、食べようとしたらぱっくり二つに割れて、かばとわにになったりする『だれとだれかとおもったら』も、同じ作者の、色紙をちょきちょき切ってできた楽しい絵本です。

はさみを動かすこと白体がうれしくて、何を作ろうというのでなく、ただちょきちょきやって偶然できちゃった形に喜んでいた遠い日を思い出しました。

About

2010年04月にブログ「いつまでも読みたい児童文学」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年03月です。

次のアーカイブは2010年05月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り